会社データ

会社名:株式会社電通国際情報サービス
国:日本
設立:1975年12月
本社所在地:東京都港区港南2-17-1
ホームページ:https://www.isid.co.jp/

会社紹介

株式会社電通国際情報サービス(ISID)は、単独の広告会社として世界一の売上高を誇る株式会社電通と、世界最大の多国籍コングロマリット企業であるGeneral Electric Company(GE)との合弁会社である。
同社は、企業を取り巻くIoTやビッグデータの活用、AIやロボティクスの実装、世界規模で進行する産業革新などの環境変化に対して、サービス提供力と圧倒的な業務ノウハウ、そして先端のテクノロジーを用いたイノベーションの実践により、最適なソリューションを提供し続けている。

導入背景

遺伝子組み換え技術や化学肥料・農薬を使用しないことを前提として、環境への負荷をできる限り低減する有機農業の発祥の地として宮崎県の綾町は農業関係者に知られている。
綾町では、1988年に全国初の「自然生態系農業の推進に関する条例」を制定し、地域を挙げて環境に配慮した農業を推進してきた。しかし、同町の有機農業への取り組みが、なかなか農産物の価格に反映できないという課題も抱えている。
そこで、株式会社電通国際情報サービスは、国の認定制度以外の方法で農家の努力に付加価値をつけるために、ブロックチェーン技術を活用した有機農産物のトレーサビリティの実証実験を行った。

概要

【運輸】ブロックチェーン技術を活用したエシカル消費のサプライチェーン管理【事例】
株式会社電通国際情報サービスは、シビラ株式会社・宮崎県綾町の農家などと協力することで、ブロックチェーン技術を活用したエシカル消費のサプライチェーン管理の実証実験を行った。
なお、エシカル消費とは、人・社会・地球環境や地域に配慮して生産された商品やサービスを消費する行動や理念のことである。

本実証実験では、株式会社電通国際情報サービスが実証実験の企画・プロデュースを行い、シビラ株式会社がブロックチェーンでの生産履歴及び流通履歴の管理する技術を提供している。また、農家は「自然生態系農業の推進に関する条例」に基づき、環境負荷の少ない有機野菜を生産・審査し、出荷までの過程をブロックチェーンに記録するという役割分担がされている。

実証実験では、農家が野菜の梱包の際に、LTEでインターネットに接続され、照度・加速、温度を感知するIoTセンサーをダンボールに同梱して出荷する。
同梱したIoTセンサーは箱に伝わる振動や温度、照度などの情報を収集し、ブロックチェーンに記録していく。また、ブロックチェーンには野菜が生育した土壌や地域に関する情報なども記録されている。
先述した情報は、個包装に取り付けられたNFCタグからQRコードをスマートフォンで読み取ることで、消費者が確認することができる。
収集・記録された情報は、改ざんが事実上不可能な状態でブロックチェーンに記録されていることから、産地偽装や賞味期限の改ざんを防ぎつつ、生産過程を透明化することで安全・安心を証明することが可能である。

この取り組みを用いて実際に朝市で試験的に販売された野菜は、必要経費を含め一般の倍近い値段だったにもかかわらず完売するなど、一定の成果が得られたという。

ブロックチェーンの説明

本実証実験では、「Broof(ブルーフ)」のブロックチェーンが採用されている。
シビラ株式会社の開発した「Broof」は、デバイス・食品・デジタルコンテンツなどにアイデンティティを持たせ、トレーサビリティにより、履歴や信用を積み上げる事を目的としたプラットフォームである。
同ブロックチェーンは、ビジネスアプリケーションとして活用できるレベルの信頼性とスピードを両立している他、拡張性の高いモジュール構造を持っていることが特徴である。

使用技術

Broof(ブルーフ)
コンセンサス アルゴリズム:Practical Byzantine Fault Tolerance
言語:C++

参考URL・文献

電通国際情報サービス | ISID
https://www.isid.co.jp/

有機農業発祥の町、宮崎県綾町の野菜にブロックチェーン技術で管理した生産情報を付与、販売
~3月25日(土)にアークヒルズで開催する「ヒルズマルシェ」に出店~
https://www.isid.co.jp/news/release/2017/0322_1.html

ブロックチェーンで管理された野菜を「ヒルズマルシェ」に出店
https://sivira.co/pr/news/20170325-01-ja.html

ISID、ブロックチェーンで農産物の生産・流通・消費履歴を保証するトレーサビリティ実証実験を開始 ~宮崎県綾町と都内レストランを結ぶ「エシカル消費」の真正性を担保~
https://www.isid.co.jp/news/release/2018/0517.html

キーワードは「エシカル消費」、宮崎県綾町で行われた野菜のトレーサビリティ実証実験に密着
https://www.asteria.com/jp/inlive/lifestyle/2372/

ISID、ブロックチェーンによるトレーサビリティを実証実験
https://japan.zdnet.com/article/35119613/

野菜×ブロックチェーン=安心安全の証明 宮崎の挑戦
https://www.asahi.com/articles/ASL7V5406L7VULFA01G.html

SIVIRA Inc
https://sivira.co/index-ja.html

類似サービス

IBM Food Trust: 食品の信頼性と透明性
https://www.ibm.com/jp-ja/blockchain/solutions/food-trust

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