会社データ

  • 会社名:Luxtag Sdn.Bhd.(ラックスタグ 非公開株式有限責任会社)
  • 国:マレーシア
  • 設立:2016年12月1日
  • 本社所在地:Wisma Suria, Jalan Teknokrat 6, Cyberjaya, 63000 Cyberjaya, Selangor, Malaysia
  • ホームページ:https://www.luxtag.io/

会社紹介

Luxtag Sdn.Bhd.は、偽造防止や所有権保護の課題をブロックチェーンで解決するマレーシアのスタートアップ企業である。
同社の提供するサービスとして、ブロックチェーン技術を活用した高級ブランドの商品のデジタル証明書がある。「BasAPI」と呼ばれるこのサービスでは、デジタル資産の発行、製品の検証、製品の追跡、資産の更新、所有権の譲渡、来歴の追跡など、多くの強力な機能を備えた証明書を発行することが可能である。
その他、卒用証書をブロックチェーンに記録することで、学位の真偽を証明する「e-Scroll(イースクロール)」というサービスも展開している。

導入背景

マレーシアでは、学位の詐称や偽造された国内外の大学の学位の証明書がインターネットで販売されるなど、学歴詐称の問題が特に深刻化している。
それに伴い、マレーシアの大学では卒業生が実際に大学を卒業しているかの確認の連絡が世界中から数千件あるという。また、その確認は、メールや電話で行われており、検証作業も含め非常に非効率的である。
そのような背景から、マレーシアは国家としても学位の偽造を問題視しており、教育省が中心となり、マレーシアの6つの大学やLuxtag Sdn.Bhd.と連携して問題の解決に取り組んでいる。

概要

【教育】ブロックチェーン技術を活用した学位証明【事例】
Luxtag Sdn.Bhd.は、マレーシアの教育省およびマレーシア国内の6つの大学と共同でブロックチェーン技術を活用した学位証明システム「e-Scroll」を開発した。
「e-Scroll」では、生徒の情報をシステムに入力し、各生徒に対してブロックチェーンアドレスを発行している。ブロックチェーンアドレスは大学の卒業証書に追加され、アプリケーションを用いてアドレスを読み込むことで検証が可能である。
同システムでは、情報をブロックチェーン上に記録することで、改ざんが困難であるという特徴を活かして学位の真偽を証明することができる。
また、学位の認証を行うアプリケーションへのアクセスは、インターネットの環境があれば世界中のどこからでも可能であることから、真偽確認のプロセスの効率化を実現している。

2018年には、実際にプロジェクトに参加している大学の一つであるIIUM(マレーシア国際イスラーム大学)の博士課程を卒業する学生200人に対して、このシステムを使用した学位証明書が発行された。学位証明書にはQRコードが記載されており、大学のウエブサイトからQRコードを読み込む、もしくはIDを入力することで学位の認証が即時に可能である。

同社は今後、「e-Scroll」のサービスを提供する大学を増やしていく他、専門資格の取得状況を確認・認証することを可能とするサービスの提供も考えているとのことである。

ブロックチェーンの説明

「e-Scroll」では、「NEM(ネム)」のブロックチェーンが採用されている。
ブロックチェーン上には、学位の証明書のハッシュだけではなく証明書に関する全ての情報が保存される。そのため、証明書自体に新しい情報を追加することが可能とのことである。
また、マレーシアの6つの大学で構成されたコンソーシアム型のブロックチェーンは、ブロックチェーンの参加者が独自のノードを実行することで、強固で安全なシステムを提供し、不正なノードによる攻撃が発生する可能性を減少できる。

使用技術

  • NEM(ネム)
  • コンセンサス アルゴリズム:Proof Of Importance
  • 言語:C++

参考URL・文献

類似サービス

Digital Diploma debuts at MIT | MIT News
https://news.mit.edu/2017/mit-debuts-secure-digital-diploma-using-bitcoin-blockchain-technology-1017

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