会社データ

  • 会社名:比亜迪股份有限公司(BYD(ビーワイーディー))
  • 国:中華人民共和国
  • 設立:1995年
  • 本社所在地:3009 Biyadi Rd, Longgang, Shenzhen Shi, Guangdong Sheng, China
  • ホームページ:http://www.byd.com/en/index.html

会社紹介

中国の深センに本社をおく比亜迪股份有限公司は、電気自動車・電池における世界最大のメーカーである。また、同社は電気バス・プラグインハイブリッドカー・中型/大型トラック・電動フォークリフト・モノレール・エネルギー貯蔵・太陽光発電などの分野においても業界のリーダーである。
比亜迪股份有限公司は2005年にビーワイディージャパン株式会社を設立し、日本での事業展開も行っている。同社の電気バスは、京都のバス会社や沖縄の観光会社などで導入されている。そして、2020年春に⽇本初の量産型⼩型電気バスを納車予定である。

導入背景

近年、日常生活や経済活動において避けることができない二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量を削減する努力を行う「カーボン・オフセット」という考え方が広まっている。
「カーボン・オフセット」では、排出量に見合った温室効果ガスの削減活動への投資などにより、排出される温室効果ガスを相殺するという考え方も含まれている。
比亜迪股份有限公司は、「カーボン・オフセット」プロジェクトの一環として「VeChain」・「DNV GL」と共同でブロックチェーンを活用した走行データ管理プラットフォームを開発した。

事例概要

【自動車】走行データ管理プラットフォーム(BYD)【事例】
比亜迪股份有限公司は、ブロックチェーンやIoT技術を開発している「VeChain」・第三者認証機関である「DNV GL」と連携してブロックチェーンを活用した走行データ管理プラットフォーム「Carbon Credit(カーボン クレジット)」を開発した。

このプラットフォームは、車載アプリケーションとしてBYDの車両に提供される。アプリケーションでは、走行距離・燃料の消費量・電気の消費量といった走行データが収集される。走行データは、車に搭載された画面のQRコードを読み込むことで、スマホのアプリケーションから閲覧することができる。そして、運転者には走行データと二酸化炭素削減量のデータに基づき、「カーボンクレジット(炭素排出量削減証明)」と呼ばれる報酬が付与される。運転者の獲得した「カーボンクレジット」は、商品やサービスと交換することが可能である。
各車両が収集した走行データや二酸化炭素排出量は、ブロックチェーン上に記録・管理される。プロジェクトに参加している企業は、ブロックチェーンにアクセスすることで、データの閲覧が可能となる。
この仕組みにより、運転者はインセンティブを得ながら二酸化炭素排出量の削減に取り組むことができる。そして、企業はもともと断片的であったデータを一括で管理・共有・分析することが可能になる。

今後は、政府機関や保険会社とも走行データや二酸化炭素の排出量といった情報を共有することで、助成金の支払いや保険サービスの最適化にも活かされる予定である。

ブロックチェーンの説明

走行データ管理プラットフォームでは、VeChainThor(ヴィチェーン ソー)ブロックチェーンが採用されている。VeChainThorは、コンセンサスアルゴリズムとして「Proof of Authority(プルーフ オブ オーソーリティー)」が採用されている。
「Proof of Authority」では、権限を持った「オーソリティマスターノード」と呼ばれる代表者を複数選び、代表者が承認作業を行う。そのため、処理時間が早いといった特徴がある。

使用技術

  • VeChainThor(ヴィチェーン ソー)
  • コンセンサス アルゴリズム:PoA(Proof of Authority)
  • 言語:Solidity

参考URL・文献

類似サービス

Volkswagen:IOTAと協力して車両データを効率的に管理「Digital CarPass」
https://bittimes.net/news/25293.html

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